1949-05-17 第5回国会 参議院 農林委員会 第20号
つた人のかんを加えて、或いは或る種の倍数を加えて、そうしてそれをいわゆる闇ストツクとして決定しようとするところの実例があるのですが、そういうことは非常に大きな影響を持つのであつて、私は政府のやつておるいわゆる資料とか、統計というものを、同じ政府でありながらこれをお互いに尊重しない、これを軽蔑しておるというような傾向があるのでありますが、外の税金の問題の場合にも絶えずそういう議論が出たのであるが、價格形式
つた人のかんを加えて、或いは或る種の倍数を加えて、そうしてそれをいわゆる闇ストツクとして決定しようとするところの実例があるのですが、そういうことは非常に大きな影響を持つのであつて、私は政府のやつておるいわゆる資料とか、統計というものを、同じ政府でありながらこれをお互いに尊重しない、これを軽蔑しておるというような傾向があるのでありますが、外の税金の問題の場合にも絶えずそういう議論が出たのであるが、價格形式
今日までの價格の面におきましては、いろいろな或る者はそこに損すれば或る者は得しておるというようなばらばらのものになつておつて、幾多の問題の起る原因は價格形式の型が誤まつて來たというところから起つて來たと思うのであります。
ただ、今御提案のこれは一体價格形式審議会を作つてこれをやるがいいかどうかという問題につきましては、これは電氣の問題ばかりでなく基礎資材についてはそういつた面を取上げるということも一つの案だと思つております。これはかねがね申上げていろいろお話合いもしておつたようなところもあるのでありまして、こういう点についても十分考慮いたしたいと存じております。
○國務大臣(池田勇人君) 金詰りの問題は、一つは價格形式の問題からも起つて参つております。一つは又制度の不備からも起つているのでございます。大藏省といたしましては、今まで予算の執行に当りまして、金の支拂の際に大藏省で支拂予算と言つておりますが、これではいけないというので支出行爲をした、いわゆる契約をしたときに今の準備をして、先程申上げましたように來年度に見越して注文をする。
卑近な例をとりますならば、價格形式の際におきまして原料を先にきめる。そこでだんだん一次製品から二次、三次ときめて行く。その間非常なずれを伴つて行く。そのずれによつて受けるだんだん末端の業者の損害というものはきわめて大きい。そういうのは数も多いし、計算もむずかしいかもしらぬが、全体として考えればむずかしいので、一工場として考えればこれは簡単に出て來る問題なのです。
しからばこれが事実として現われてまいりまして、七、八月にさらに給與水準を引上げねばならないということに相なりますならば、今回の價格形式はその改正をすべき賃金ベースによつてただちに運賃の改正となり、あるいは生産費の高騰となりまして、現在の價格体系の変更にまでさかのぼらなければならない、かように私は考えておるのであります。この点に関しましてまず御所見を伺つてみたいと思うのであります。
おそらく郵便料金の四倍値上げというものが、具体的の数字に影響してこないにしても、市場價格とか價格形式の上に心理的にも影響してきて、郵便料金が四倍、鉄道運賃は三・五倍に上がるから、このものを二倍、三倍に上げてもたれも非難しないだろうというような作用があるだろうと思います。その点あなた方のような実業家の方はどう考えられるか、質問してみたいと思います。
(拍手) 第二点は、價格形式の際の不手際を改正する必要があろうではないかという御質問でありましたが、その点につきましては、私も同感でありまして、價格形成の技術的な面につきましては、物價廳としましても、常に檢討を行つてきておるわけであります。